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2007年4月29日 (日)

習いごと遍歴・私の場合

社会人になってから十数年経ちました。 先日、自宅の本棚を整理していたら、ずい分以前に行った習いごとで使った本が目に留まりました。

はて?私は社会人になってからどれだけの習いごとに手を染めたのかと思い起こしてみました。

英語、イタリア語、デッサン、会社法、デンマーク語、狂言(講義)、数学、ピアノ、フルート、リコーダー、テニス、水泳、太極拳、気功、コーチング、スポーツクラブ通い、そして現在の本を創るワークショップ・・・

書き出していて、くらくらしてきました。これで全部ではないような気がしますが思い出せません。1日の体験コースやセミナーを含めたら、もっともっとありそうです。

これに費やした金額を出したら、きっと私はげんなりするでしょう。私は、この費やしたお金や時間に見合ったものを得ているだろうか?

習いごとのなかには、仕事や収入に結びつくものもある。それは、投資したものが目に見える形で帰ってくることを期待している。

一方で、習いごとのなかには、それ自体を楽しむものもある。そこには充実した時間か感覚があるはずだ。

私は数々の習いごとから、何を得ていたのでしょうか?

思い出してみると、目に見える形で仕事や収入にも結びつけておらず、また、一部を除くとそれ自体を楽しんでもいなかった私の姿が現れてきます。

では、何のために?

一般的には、習いごとをするのは生活を豊かにするためと考えられそうです。収入にせよ、充実した時間にせよ。

それでは私の生活は豊かになったか? 答えはNOです。今、改めて考えてみて、私は習いごとをまったく別の目的のためにしていたようです。

1つには、自分の豊かさを実感するため。自分が、習いごとにお金や時間を使うだけの余裕があることを自分自身で確認する手段として、習いごとをしなくてはならない。まるで義務のように。

二つ目は、何となく「途上」という感じを得るため。習いごとをしていると、特に勉強といえるものは、自分が向上をしている感じを与えてくれる。今の自分より上に行こうとしている人であるという安心感が得られる。結果として実際に能力や技能が上がれば、本物の向上なのだけれど、ただ安心感を得るためのポーズのためにやっているから、そんなに効果はでない。

もう1つは、自分を演出するため。こんな勉強をしている私、こんな趣味をもっている私。そんな私と見て欲しい。自分がこう見られたいという衣装やアクセサリーと同じこと。 習いごとそれ自体をやりたいのではなく、別のことが目的になっていたから、面白みが分かることもなく、続きもしなかったんだと思う。

今からは、要らない衣装やアクセサリーは横に置いて身軽になって、そして要るもので生きていきたい。今の私には、自分でそれを見分ける目と、要らないものは要らないと言える勇気があると感じます。

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受信: 2007年5月 2日 (水) 10時29分

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